素数大富豪 自戦記 マスプライム杯予選 07/17 part2 vs タカタ先生 第2セット
この記事はマスプライム杯予選vsタカタ先生第2セットの自戦記です。
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2回戦 はちvsタカタ先生
2セット目後手
初期手札:A3456778QQK
タ,01:D,155678910121311(P=12枚,全出し)
は,02:D=Q,13456778QQQK(P=12枚,全出し)
相全出し。手札がとても悪い。
相手の戦い方を考えると、手札有利をめぐる攻防が長くなりそうだ。
手札:AA22233344456677889JQQQK(24枚)
相手手札:24枚
山札:6枚
タ,03:8641
は,04:D=9,9433
タ,05:KTQJ
は,06:D=5,KQQQ(P=27TK)
残りの山札を回収して手札改善を図る。
手札:AA22223445566777889TJQQQKK(26枚)
相手手札:16枚(A35567899TTJJKXX)
山札:864A9433KTQJ(12枚)
タ,07:67
は,08:87=3*112222445566778
山札を回収。
これで一時的に手札が良くなったが、手番を取るには絵札を使う必要があるため、まだ戦況は良くない。
手札:AAA222233344445566677788899TTJJQQQQKKK(38枚)
相手手札:14枚(A355899TTJJKXX)
山札:67(2枚)
タ,09:83
は,10:D=6,KK=A3*TA
タ,11:%
10手目時点で相手の手札は12枚。
KK=13*TA を除くと手札は6,7枚。
そのためKKを出さないと負ける可能性があるので、KKを出すしかない。
※相手の手札を精査すれば(KKを除いた)残りの手札は5599TJJなので、KKを出す必要はなさそうだが、そこまで考える時間はなかった。この後も似たような局面が何回もあったが、KKを出さないという選択に踏み切ることが出来なかった。
は,12:9887665421
タ,13:159KJJTT9X(X=7)(P=7A3TAKK)
手札を減らしていって相手のスキをついて多枚数出しであがることを考えて
とりあえず10枚出し。革命やOverKJQJのスジを使いにくくなるのであまり良くなかったかもしれない。
は,14:57
は,15:6469
タ,16:KJQJ
は,17:13121111=347*31222488910121212
相手にKJQJを出されて手番を取られる。
タ,18:89
は,19:98=12^112222334445566
山札にKJQJがあるのでそれを回収する。
手札:AA222233444455666677788899TJJJJQQQQKKX(38枚)
相手手札:AA335579TTTKKX(14枚)
山札:89(2枚)
タ,20:59
は,21:KK=A3*TA
タ,22:%
10手目とほぼ同じ局面。KK=A3*TA を除くと手札は6枚。
※残りの手札は、357TTX. KKを出していなかったら、KK/57/X/TT3# と組み切られて負けていた。
手札:22223444455666677788899JJJJQQQQX(32枚)
相手手札:AA3357TTTKKX(12枚)
山札:89A3TA59KK(10枚)
は,23:57
は,24:9876654223
タ,25:131310101075331
KKを出すために"AAKK"を使ってしまったので手札が絶望的に悪い。
相手に手番を渡したら負ける局面なので山札を回収することもできない。
長考して10枚出しを選択。
は,26:86869
タ,27:1313101310=1111333555*7791010
は,28:8429
タ,29:8647
は,30:82129
タ,31:T.O.
は,32:647
タ,33:KT9
は,34:121211=11*11*11*84121
タ,35:T.O.
は,36:2444667888991111111112121213
大きめのn枚n桁素数を出して、相手に絵札を出してもらう作戦。
相手はKJQJを持っていないので4枚出しを中心に攻める。
KT9を出してくれたのでそれを回収。
タ,37:27=3^3
は,38:T9
タ,39:KT
は,40:8647
タ,41:%
は,42:8849
タ,43:%
は,44:6229
タ,45:%
は,46:8647
タ,47:%
は,48:4QQJ
自分が勝てる枚数が4枚しかないのでそこを攻め続ける。
しかし、4枚5~7桁をちゃんと覚えていないので組み切れず。
手札:2347899TJJJJQQQQKX(18枚)
相手手札:AAAA2333555567TTTKKKX(21枚)
山札:647884962298647(15枚)
タ,49:25=5*5
は,50:89
タ,51:TK
は,52:%
KKを出せない上に山札はほとんど1桁偶数なのでパス。
後にTKを回収することを考えると何枚か回収しておくべきだった。
タ,53:A3
は,54:1110=7*23446911111112121212131
手札が少なく、TKを回収できず。
タ,55:61
は,56:98=9*8
TKを回収。
手札:A222233444455566677788889999TTJJJJQQQQKKX(41枚)
相手手札:AA3357TTKKX(11枚)
山札:6A(2枚)
タ,57:T3
は,58:8J
タ,59:KK=TA*A3
は,60:%
タ,61:5X7(X=5)#
58手目は10手目、21手目と似たような局面。
しかし今回は前2つと違って手札の枚数が少なく、
KK=A3*TAを除くと手札は3枚。
そのため、勝つためにはKKを出す必要がある。
しかし、このまま続けても自分の手札改善は見込めず、自分に勝ち目はないと考え、KKを出さずに投了。
タカタ先生の勝利となった。
試合全体の流れ
タカタ先生が先手で相全出しの試合。
自分の手札が悪いので、手札有利をめぐる長期戦になった。
お互いKKを持っていて、タカタ先生は2枚出しで攻めるので、
タカタ先生が2枚出しで攻める。
はちはタカタ先生が組み切るのを阻止するためにKKを出す。
KKで"AKX"をたくさん使い、はちの手札は最悪に。
手番を取った直後はカマトトできないため、タカタ先生にKKを取られてはちの手番になる。
タカタ先生はKJQJを持っていないので、4枚出しを中心に攻める。
タカタ先生が絵札を出したらカマトトして回収。
最初と似た局面になる。
というループに陥っていた。
はちの手札はKKを出して無理矢理手番を取っているので次第に悪くなっていき、
革命すらできない状況になってしまったため投了。
ループを打開するためには
打開策は主に以下の2つ。
1.超多枚数出しを用いて、相手のスキをついて勝つ。
2.革命で相手を揺さぶって、手札有利を取る。
1つ目は私の知識では難しいので、どこかのタイミングで革命した方が良かった。
ループを繰り返すごとに自分の手札は悪くなっていたので、12手目の段階で革命した方が良かったと思う。
革命した後("は,12:A729")の手札は、X:0枚、A:2枚 なので劣勢であることに変わりはないが、
革命を繰り返すことによって相手を揺さぶることが出来れば、手札有利を勝ち取ることが出来たかもしれない。
タカタシステムについて
タカタシステムがどんなものかタカタ先生は明言していないので全貌はわからないが、この試合から読み取れることについて考察する。
タカタ先生の戦い方の特徴は、
1. 手札を増やす。
2. KKを軸にして、2枚出しや偶数消費素数を用いて攻める。
3. 手札有利を強く意識していて、切り札以外で絵札をほとんど使わない。
の3つが挙げられる。
この戦い方は、多少相手が強くても手札の有利を維持できるので、
自分が先手で手札が相手よりも良ければ、すぐに負けることはないだろう。
(負けにくいからといって、勝てるかどうかは別問題)
この試合から学べること
タカタシステムのようにKKを軸にして戦う方法は、手札が少し悪くても使える。
KKは絵札を3枚しか使わないからだ。
なので、自分がKKを持っていて相手はKKを持っていないという状況なら、
2枚出し,2枚出し,2枚出し,...,KK/残り
で勝つことが出来る。(2人ともKKを持っていた場合泥試合になる。)
ただし、2枚出し素数だけだと奇数が足りないので、
おわりに
この試合は手札有利のとり方について多くの学びがありました。
この試合で学んだことを活かして、決勝大会に臨みたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。