素数大富豪 第2期HNP杯予備予選 06/24 vs カステラさん, vs ささらさん
vs カステラさん
1戦目 先手 手札 : A66778TTKKKK
1. は : 67
2. カ : QK
3. は : KK=K*TA
4. カ : %
5. は : 8TK
6. カ : %
7. は : 67 #
2. カ : カマトト なら、67,KK/8TK で勝ち。
QKでも 3. KK の直後はカマトトできないので、8TKは通る。
(自分が絵札6枚持っているので、相手が絵札5枚持っている確率は低い。)
2戦目 先手
01. は : D, カマトト
02. カ : D, カマトト
手札 : AAA223445577889TTTJJJKKX
絵札の組み合わせが悪いので、革命を軸にしたい。
03. は : 57
04. は : D, 443
05. カ : カマトト
06. は : TJJ
07. カ : KKJ
08. は : カマトト
09. カ : 57
10. カ : 23456789TJQQ3
11. は : %
12. カ : 6789TJQQA3
13. は : %%
14. カ : 666529 #
絵札を消費してから革命しようと思ったが、
手番が回ってくる前に多枚数出しで組み切られてしまった。
革命にこだわりすぎた気もするが、KKJ,13枚,10枚,6枚,で組み切られるのは予想外だった。
3戦目 後手 A55577788TJ
1. カ : D, 4Q69
2. は : D, カマトト
3. カ : QQ8=2^5*379 #
手札が弱いのでカマトトを選択。
相手がブラフ戦術での組み切りだったので敗北。
vsささらさん
1戦目 後手 手札 : A226689TQKK
1. さ : カマトト
2. は : 6TQK
3. さ : KJQJ
4. は : %
5. さ : カマトト
6. は : K82=2*69A #
6TQK/K82=2*69A が見え、意外と通りそうな気がしたのでやってみた。
通りそうだと思った理由は、
・3手目カマトトは勝ち。
・3手目カマトトでなければ TQK+絵札3,4枚が埋まるので、
うまくカマトトすれば手札有利をとれそう。
・相手の勝ち筋は 5手目以降カマトトをせずに多枚数出しを軸に組まないといけないので難しそう。
・相手が 1382未満の3枚出しを出しても勝ち。
等が主な理由。
2戦目 先手 手札 : 2237888TJQK
1. は : D = K, 8=2^3
2. さ : K
3. は : %
4. さ : 66553
5. は : KKQTJ
6. さ : %
7. は : 8287 #
2. さ : カマトトなら、KKQTJ/8287 で勝ち。
(試合後計算したところ、相手にKKQKJを返される確率は0.37。 思ったより高かった。)
なにか返ってきても、絵札枚数で有利が取れる。
ささらさんとの2戦はどちらも比較的分があるブラフ戦法で、それがうまくかみ合った試合だった。
素数大富豪 第2期雪華流星戦 自戦データまとめ
1. 試合結果
予選
vsもるぴかさん 敗北(1-2) 後勝, 後負, 先負
vsドゥーさん敗北(1-2) 後負, 先勝, 後負
vsカステラさん勝利(2-1) 後勝, 先負, 先勝
セミファイナル
vs完全数さん 勝利(3-0) 先勝, 先勝, 先勝
vsなきゃのさん 敗北(1-3) 後負, 後負, 先勝, 後負
敗者復活戦
vsドゥーさん 勝利(2-0) 先勝, 後勝
vsかいたいさん 敗北(0-2) 後負, 後負
セットごとにみると
先手 : 8勝2敗 勝率 0.800
後手 : 4勝8敗 勝率 0.333
合計 : 12勝10敗 勝率 0.545
2.出した数
「自分が何枚出しとして覚えているか」で分類。
赤字は出会い。
大会の試合では初となる合成数出しの出会いに成功。
出した数は全部で74個。1セット当たり3.36個。
ほぼすべての試合が一方的な短期戦だった。
最大素数大富豪合成数の探索について
この記事は素数大富豪 Advent Calendar 2020 - Adventarの16日目の記事です。
昨日はマモさんの5枚、5枚、57の出す順について - まもめもでした。
最近いろんな戦術の記事があって、どれも面白いですよね!
先日、発見されている中で最大の素数大富豪合成数の大きさを更新したので、
今までに発見されたもののまとめと、今後の進展について書こうと思います。
・ルールの確認
念のため、合成数出しのルールを確認しておきます。
・出したい合成数を場に出し、その素因数分解の式を素因数場に出す。
このとき、
1. 演算子は、掛け算 " * " と冪乗 " ^ " の2つを使うことができる。
2. カッコ " ( ) " は使えない。
3. N = 1*p, N = p^0 のように、素因数場では0と1を単体で使うことはできない。
・正しい例
6 = 2*3
8 = 2^3
18 = 2*3^2
5Q = 2^3^2 (a^b^c と書いた場合、a^(b^c) と同じ意味です)
・間違っている例(ペナルティを受けるもの)
6 = 2*5 (等式が間違っている)
Q = 3*4 (素因数分解になっていない)
・間違っている例(出せないもの)
6 = 1*2*3 (1を単体で使っている)
6 = 2*3*5^0 (0を単体で使っている)
5 = 5 (素因数場が2つ以上の正整数の積、冪乗であらわされていない)
36 = (2*3)^2 (カッコは使えない)
64 = (2^2)^3 (カッコは使えない)
見つかっている合成数の中からいくつかピックアップして紹介しようと思います。
99887766544332KKQQJJQATTT
=2*5*99887766544332KKQQJJA2ATTA
(35桁, XY = QT, 余り : 5)
発見日 : 2018/07/28
発見者 : onewanさん (参照ツイート)
比較的探索しやすい N=2*5*P の形の合成数。
冪乗を使わない形の合成数出しの中では最大に近いと思われます。
53A69J983K966349A6A522824AQK78304
=2^Q2
(37桁, XY = 20, 余り : 4557778TTTTJJJQQKK)
冪乗を使えば掛け算しか使わない合成数出しより大きくできそうだと思い、
2の冪乗を全部調べ、発見しました。
(特にツイートはしなかったので、第一発見者は不明)
24666899776A76599Q22473Q83245A53K48AJ
=J*K*A7*QK^Q
(41桁, XY = 67, 余り : 358TTTTJJK)
発見日 : 2020/07/03
発見者 : nishimuraさん (参照ツイート)
QK^Q*N の形の合成数出しを探索して見つけたとのこと。
A7752356T465Q3KTAK596AK849J73Q25947T4A
=3^8*20K89^8
発見日 : 2020/08/07
発見者 : はち (参照ツイート)
(47桁, XY = 50, 余り : 26TJJJQQ)
素因数場で使う数字の桁数(枚数ではない)の合計が小さいほうから全探索し発見しました。
素因数場が合計10桁以下の合成数の中で最大。
※この合成数の素因数場の桁数は9桁。
・探索方法
素因数場で使う数字の桁数の合計が小さいほうから全探索しました。
全探索以外の方法で見つけても、それが最大であることを証明するためには結局全探索が必要になるというのが主な理由です。
トランプ1デッキは joker を絵札として使うと 54枚72桁なので、
素因数場で d 桁使ったとき、合成数は (72-d) 桁以下になります。
47桁の合成数が見つかっているので、
72-d >= 47 となる、
d <= 25 について全探索することができれば、
最大の合成数を見つけることができます。
※実戦で出すことのできない54枚消費の合成数も含めて探索しています。
・計算量
「素因数場25桁以下の合成数を全探索すれば最大合成数が見つかる」
と書きましたが、何個の合成数を計算する必要があると思いますか?
とりあえず、出せないものや同じカードを7枚以上使うものも含めてざっくり計算してみましょう。
素因数場が決まれば合成数も決まるので、素因数場の並びだけ考えます。
素因数場がd桁のとき、数字の並べ方は 10^d 通りです。
演算子 " * ", " ^ " の入る位置は d-1個あって、それぞれの位置について、
(1) "*" が入る
(2) "^" が入る
(3) なにも入らない
の3通りがあるので、演算子の並べ方は 3^(d-1) 通りです。
以上より、素因数場がd桁の合成数は
10^d*3^(d-1) = (30^d)/3 通りあります。
なので、d <= 25 について全探索しようとすると、
Σ(2 <= d <= 25) (30^d)/3
= (30^26-30^2)/(30-1)/3
≈ 2.9*10^36 [個]
計算する必要があります。
1つの合成数の計算にかかる時間を 10^(-8) [秒/個] としても、
2.9*10^36 [個] * 10^(-8) [秒/個]
= 2.9*10^28 [秒]
≈ 9.3*10^20 [年] (= 9.3垓年)
かかることになります。
※10^(-8) [秒/個] は、一般的なコンピュータが1回の簡単な四則演算を行うのにかかる時間。
・計算量を減らすためにしたこと
愚直にすべて計算していたら時間がかかりすぎるので、計算量を減らす方法を考えました。
・小さすぎるものや大きすぎるものを省く
すでに見つかっている合成数よりも小さいものや、
73桁以上の大きすぎる合成数の計算を省略する。
・同じ計算を省く
掛け算の順序を入れ替えただけの組み合わせを省いたり、
冪乗しか使わない式をあらかじめ計算しておいたりすることで、
複数回同じ計算をしないようにする。
この方法で素因数場10桁以下の全探索はできました。
(11桁も2週間くらいかければ計算できると思うのですが、メモリが足りなくなる恐れがあるのでまだやってません。)
・さらに効率化するにはどうしたらよいか
最大合成数を見つけるにはまだまだ効率化が必要です。
そのために私が考えている案は、
・計算の省略ができるところを探す。
まだ同じ計算をしている部分はあるので、そこを修正する。
・とても大きい合成数を見つける。
1つ大きいのが見つかれば探索範囲が小さくなるので、探索時間が短縮できる。
・合成数の上限を小さくできるような法則を見つける。
現状「1デッキで作れる」以外に上限を定めるものがないので、
他の方法で上限を小さくできれば、探索範囲を小さくできる。
しかし、合成数の数字の並びの数学的な性質を考えないといけないのでかなり難しい。
・スパコンを借りる。
ただ、これだけでは大きく計算量を減らすことはできないので、今までとは違う探索方法を見つけないといけないかもしれないです。
・おわりに
正直、最大素数大富豪合成数を見つけるのはかなり難しいと思います。
ですが、探す人がたくさんいれば見つかる確率も上がると思うので、
この記事を読んで興味を持ってくれた方は是非自分で探索してみてほしいです。
明日はなきゃのさんによる、大会の解説についての記事です。
マスプライム杯の解説はとても分かりやすかったので楽しみですね!
素数大富豪 自戦記 マスプライム杯 2回戦 vsカステラさん
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3セット目の簡単な振り返りをこのツイートでしています.
※キャプチャし忘れたので序盤の手札が分からないです.ご了承ください.
1セット目 後手
初期手札 : AA34699TJQKK (3手目ドロー後)
1.カ : D, 57
2.カ : D, TQ121288857 (11枚13桁) (P = 11枚)
3.は : D, AA34699TJQKK (11枚16桁) (P = 12枚)
互いに全出しからのスタート.
手札 : AA233444556689999TTJJQQKK (25枚) (5手目ドロー後)
4.カ : 88QQ7
5.は : D, KKQTJ
ここで相手が組み切っているとすれば, (可能性はかなり高い)
(a) 88QQ7+17枚
(b) 88QQ7+5枚10桁+12枚
(c) 88QQ7+5枚+5枚10桁+7枚
など.
(a) 以外を防げる本譜の順を選択.
6.カ : %
7.は : AA233444556689999TQJ (20枚23桁) (P = 17枚)
8.カ : X876543AA22TY2JK7 | X = 9 | Y = T (4つ子素数) #
相手の組み切りが (a) だったので,そのまま敗北.
今考えるといきなり絵札2枚も使っているので,相手がカステラさんであることも併せ考えると, (a) の可能性は高かったのかもしれない.
"7.は : A729" と革命したら少し粘ることはできたと思う.
ただ革命下でも相手の方が手札が良いので,手番を取られてXとAを回収されたら敗勢であることに変わりはない.
2セット目 先手
初期手札 : A223569TQKX
1.は : T9
2.カ : D, 1210 = 1110*765*52
3.は : KQ = 2^5*XA | X = 4
4.カ : %
5.は : 6 = 2*3 #
KQを軸に組み切り勝利.
解説でも言われていた通り, 相手の KK = 13*101 は怖いが,
自分の手札に "A3TKX" があるので(特にX), KQ は通る可能性が高いという判断.
2手目の全出しの組も多少は見たが, 1手目に絵札を消費しているので,
3手目全出しは多少KK返されそうでもしないつもりだった.
(KQで使わない5枚の使い方が本譜以外にない)
2手目の組を見て3手目全出しを考えるなら,初手全出しの方が良いと思う.
他の組み切り方は, KTQJ を軸にした二刀流戦法もあるが思いつかなかった.
(どちらが勝率高いかは微妙なところだと思う)
3セット目 後手
※革命下の文字の色を青くしてみました.
01.カ : D, 57
02.カ : D, 8856A3TA2QJ (P = 11枚)
03.は : D, 113JKQQK44789 (P = 12枚)
互いに全出しからのスタート.
04.カ : D, A729
05.は : D, AXA3 | X = 0
06.カ : D, %
07.は : 全出し
革命されたが,確実に手番を取ってXとAを回収.
手札 : AAA2334445566777788999TTJJQQKKKKXX (34枚)
相手 : A2223345566889TTJJQQ (20枚)
山札 : 0枚
08.カ : 6658QQTTJ
09.は : time over
10.カ : D = 6, 95J423
11.は : D = 6, A23457
12.カ : %
良い9枚出しが見つからず時間切れ.
相手が6枚+6枚で組んできたので123457で手番を取る.
もう少し小さい素数を出した方が確実で良かったかもしれない.
自分 : AA344566677788999TTJJQQKKKKXX (29枚)
相手 : A22368 (6枚)
山札 : 58QQTTJ95J423A23457 (19枚)
13.は : D = 5, 57
14.は : 988765443A
15.カ : D = 8, %
16.は : A7X9 | X = 2
17.カ : D = Q, 622A
18.は : KJQJ
19.カ : %
20.は : KQTKK
21.カ : %
22.は : 66T9X | X = A #
9887654431/1729,KJQJ/KQTKK/66T9X で組み切って勝利.
決勝大会進出が決まった.
決勝大会は11/22(日). オンサイトの大会に出るのは初めてなのでとても楽しみです.
1勝でも多くできるよう頑張りたいと思います.
素数大富豪 自戦記 マスプライム杯 1回戦 vs完全数さん
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3セット目の簡単な振り返りをこのツイートでしています.
※キャプチャし忘れたので序盤の手札が分からないです.ご了承ください.
1セット目 後手
01.完 : D, 10101211244566811 (12枚17桁) (P = 12枚)
02.は : D, 11223347991213 (12枚14桁) (P = 12枚)
互いに全出しからのスタート.
03.完 : D, T8TK2456819 (11枚14桁)
04.は : D, T.O.
良い11枚出しが思いつかず時間切れ.
05.完 : D, 665443 (P = 6枚)
手札 : AAA223334567778999JQQKKKX
06.は : D = K, 9A37
KKKQが出せるので4枚出しを選択.
07.完 : D = 2, 4QTJ
08.は : 7JQK
KKKQで使う札を除くと手札は"AA789JQKX".
うまく4枚+5枚に分けれなかったので,Xを使わない7JQKを選択.
09.完 : D = 4, 8TTQ (P = 568A)
10.は : 98AA
相手がカマトトしたので, 98AA,KKKQ/X で組み切る。
11.完 : 合成数出しカマトト (P = 99A374QTJ7JQK)
12.は : KKKQ = 2^4*3*273569
13.完 : %
14.は : X = ∞ #
2セット目 先手
1.は : D, 111212132466883 (12枚15桁) (P = 12枚)
2.完 : 1279
3.は : D, QQQJ
4.完 : D, KJQJ
5.は : %
6.完 : 167 #
自分の手札が多く相手からはOverKJQJを持っている可能性が高く見えるため,
KJQJを軸に組まれている可能性は低く,残りの7枚全出しが本命と考え,
自分の出せる最大の4枚出しを選択.(1729は無かった)
読みが外れ敗北.
小さめのOverKJQJを覚えていたら出せたかもしれない.
3セット目 後手
※革命下の文字の色を青くしてみました.
01.完 : D, 999657121210111 (12枚15桁) (P = 12枚)
02.は : D, 1131131121084467 (12枚16桁) (P = 12枚)
互いに全出しからのスタート.
03.完 : D, A5559
04.は : D, XKQTJ | X = K
05.完 : D, %
ラリーで組み切られるのを防ぐための手.
KKQKJを出されなかったので絵札を回収できる.
手札 : A2223334446677889TTJ (6手目ドロー後)
06.は : D, A2223334446677889TTJ (P = 67KA5559XKQTJ)
全出しで絵札を回収.
07.完 : 9876543A
08.は : XKKTJTTJ | X = K
09.完 : %
8枚+8枚+5枚で組み切られている可能性があるので,出せる最大の素数を出す.
自分 : AA2223334445556667778899Q (25枚)
相手 : A289TJJQQQKKX (13枚)
山札 : 9876543AXKKTJTTJ (15枚)
10.は : D = 9, A729
11.完 : D = 8, A289
12.は : D = 7, A223
13.完 : D = 6, %
相手がX1枚絵札8枚持っているので,ここでカマトトすると8枚出し以外で組み切られる可能性があると考えて革命.
相手にA0xxを出される可能性もあったが,出されても残りの手札が10枚18桁で組み切られないと考えた.
幸い返せる大きさの素数を出されたので,A223を出す.
このとき相手はX1枚A0枚しか持ってないので絶対に返ってこない.
14.は : D = 5, 57
15.は : D = 4, 33444455566677889Q9 (P = 3AXKKTJTTJA729A289A)
山札にX1枚A4枚あるので,それを全部回収する.
※ちなみに,全出しの前に D,57 を挟んでも挟まなくても回収できる札は変わらない.
16.完 : 68KKQQJTQJX | X = 3 (P = 22357)
相手も全出し.
自分 : AAAA2233344445556667778889999TTTJJQKKX (38枚)
相手 : 2235678TJJQQQKKX (16枚)
山札 : 0枚
17.は : 57
18.は : KTJQTJ
19.完 : D = 5, T85J6K (P = 7)
とりあえず絵札を消費する.
※KTJQTJは上位互換ではないが以前間違えて出したときに出会って覚えていた.
ちなみに上位互換はKJTQTJ,下位互換はTTJKQJ.
20.は : TK
21.完 : カマトト (P = KTJQTJ)
絵札消費.
ここからお互い57の存在を忘れて57より大きい数を出し合う.
22.は : 9876655423 (P = TK)
記憶違い.
23.完 : KKQQJTJK
24.は : 9T67K829
25.完 : T86552Q7 (P = 0枚)
とりあえず5つ子素数で返す.
26.は : D = K, 983449
27.完 : カマトト (P = KQQJTJK9T67K82)
A23457を切り札に組み切ることを考える.
革命下では2,4枚出しが57,A729があって使いにくく,組み切りが思いつかなかった.
(前者は忘れていたが.)
28.は : 57
29.は : 3K
自分で57を出した後にそれより大きい数を出す.
何がしたかったのか自分でもわからない.
一応2枚出しで組んだつもりだったと思う.
30.完 : D = 9, 2J
ここで57より大きい数が返ってくる.
二人共57の存在を忘れている.
31.は : 64 (P = 98)
64 = 2^6 を出そうとして間違えた.
出せても悪手に変わりはない.
自分 : AAAA2344566889X (15枚)
相手 : 22355667778899TTTTJJJQQQQKKKX (29枚)
山札 : 3449573K2J (10枚)
32.完 : D = 3, X729 | X = A
33.は : カマトト (P = 449573K2J)
革命を返される.
相手に絵札を15枚持たれているので(次に引かれるX含め)絶望的な状況に.
34.完 : D = X, 57
35.完 : D = 7, 77263
36.は : 97843
37.完 : D = 2, QJQTK
38.は : D = 9, %
相手に絵札を消費してほしかったのでとりあえず返す.
39.完 : 8863
40.は : カマトト (P = 577726397843QJQTK)
絵札を回収.
41.完 : 59QTJ
42.は : KKQXJ | X = K
43.完 : D = 8, %
無理矢理手番を取る.
自分 : AAAA2223334444555666777788999TJQ (32枚)
相手 : 28TTJQKKX (9枚)
山札 : 86359QTJKKQXJ (13枚)
44.は : D = 8, A729
45.完 : D = 6, カマトト (P = 359QTJKKQ)
10手目同様カマトトすると組み切られる可能性があるので,革命で対応.
46.は : D = X, QT7
47.完 : カマトト (P = JA729)
偶数が多く組み切れず,とりあえず101があるので3枚出しで攻める.
48.は : 256 = 2^8
49.完 : 253 (P = T72)
偶数を消費.
50.は : 98J
51.完 : D = 8, 223
52.は : D = 2, AX3
53.完 : D = 5, %
相手はX1枚A1枚しか持ってないので,103で問題ない.
※102 = 2*3*17
54.は : 57
55.は : AA2334444566789 (P = 698J223AX357)
結局組み切れず全出し.
自分 : AAA2223333444455666778899JX (27枚)
相手 : A2556778899TTTTJJJQQQQKKKKX (27枚)
山札 : 0枚
56.完 : A729
57.は : %
革命を返され再び敗勢に.
なぜパスをしたのかはわからない.
何か返した方が良かったと思う.
58.完 : D =A, A89J
59.は : 864J (P = 729)
普段こんな間違え方しないので明らかに疲れている.
60.完 : D = A, 57
61.完 : D = 8, 886A
62.は : D = 9, 987A
63.完 : 5TQJ
64.は : D = J, %
相手に絵札を消費してほしかったのでとりあえず返す.
これを57手目にしたかった.
65.完 : D = 5, KKQQJTXK | X = J
66.は : %
67.完 : 5TQTK (P = 7866A)
相手が全出しを失敗し,勝負が分からなくなる.
68.は : 全出し (P = 987A5TQJKKQQJTXK)
相手は絵札が少なく,全出し直後で知ってる全出しをされる可能性も少ないと考え,全出しで絵札11枚を回収する.
69.完 : 全出し (P = 0枚)
相手も全出し.
自分 : AAA222233334444555666777889999TTJJJJQQQKKKXX (44枚)
相手 : A56788TTQK (10枚)
山札 : 0枚
70.は : 9642A3
71.完 : %
72.は : 856249
73.完 : D = 9, 88765A
74.は : 97453A
75.完 : D = 6, 69TTQK (P = 42A3)
76.は : 983267
77.完 : D = 8, 986423 (P = 562498)
78.は : 754A23
79.完 : D = 8, 946883 (P = 765A97)
80.は : KJTQTJ
81.完 : D = 4, %
82.は : KKXQQJ | X = K
83.完 : D = 5, %
84.は : XJ | X = 8 #
絵札14枚(X含む)持っていたので,6枚出しでゆっくり組み切ることにした.
74手目相手の手札が6枚なので少し危険だった.
先にKJTQTJを出しておけば相手に全出しされないが,
本譜の組み方だとぎりぎり絵札を回収されて組み切れない.
代案としては,78手目,84手目の札を組みを合わせて
57, 4A2X3J | X = A 等あった.
1桁札が24枚以上あれば多く持っている札から使っていくことによって,
重複のない6枚6桁素数で組み切れるので,
最初の考慮時間ですべて組み切る必要がない.
※参考記事
40分, 84手, 革命4回の激戦に勝利し, 2回戦に進むことができた.
4枚5桁素数とそれを使った先手の勝ち切り戦法の紹介
今回紹介する素数は、
1. 素数表
これだと多すぎるので、
・絵札1枚→TJQのどれか
に限定したものが下表になります。
赤 : その組で作れる1番目に大きな奇数が素数
橙 : その組で作れる2番目に大きな奇数が素数
黄 : その組で作れる3番目に大きな奇数が素数
です。
※奇数 := 2でも5でも割り切れない整数
その中でも今回私がHNP杯に向けて覚えたのは赤い素数だけです。
2. 4枚5桁素数を使った先手の勝ち切り戦法
次に、この素数を使った先手の勝ち切り戦法を紹介します。
また、私の紹介する戦法とほぼ同じ条件で使える戦法で、もっと単純なものもあるので、そちらに興味のある方は是非3TKさんが書いたこの記事をご覧ください。
私が紹介する戦法は少し複雑なので、まずは例をご覧ください。
例) 手札 : 2334578JQKX
5233,KJQX(X = J)/487 (相手にカマトトされなかったとき)
5233/KXJ(X = K)/84Q7 (相手にカマトトされたとき)
(HNP杯予選 vs3TK 第1セットより)
このように、
KJQJのような「相手の手札枚数が少ないときのみ切り札になる素数」と、
KKJのような「相手の手札枚数にかかわらず切り札になる素数」
の両方を持っているときに使える二刀流戦法の一種です。
この戦法の特徴を挙げると、
長所は、
・4枚以下の素数しか使わないので、使うために覚える必要のある素数が少ない。
・必要な絵札枚数が少ない(4枚)
・覚える4枚5桁素数の汎用性が比較的高い。
短所は、
・複雑
先ほど紹介した3TKさんの記事の戦法など、
使える条件がゆるく、単純で、隙の少ない戦法が存在する。
この戦法がどんな初期手札のときにどんな素数を覚えていれば使えるのか、
少し一般化して見ていきます。
例1) 初期手札 : abcdefgJQKX のとき、(abcdefgは1桁札)
※abcdefgに絵札が含まれていても問題ないですが、
覚えるべき素数が増えるだけなので省略します。
abcd,KJQX(X = J)/efg (相手にカマトトされなかったとき)
abcd/KXJ(X = K)/efgQの組でつくれる素数 (相手にカマトトされたとき)
となるので、使う素数は
・4枚4桁素数
・3枚3桁素数
・3枚3桁素数 + "Q" の組で作ることのできる4枚5桁素数
となります。
例2) 初期手札 : abcdefgJJKX のとき、
abcd,KJXJ(X = Q)/efg (相手にカマトトされなかったとき)
abcd/KXJ(X = K)/efgJの組でつくれる素数 (相手にカマトトされたとき)
となるので、使う素数は
・4枚4桁素数
・3枚3桁素数
・3枚3桁素数 + "J" の組で作ることのできる4枚5桁素数
となります。
例3) 初期手札 : abcdefgTJKK のとき、
abcd,KJTK/efg (相手にカマトトされなかったとき)
abcd/KKJ/efgTの組でつくれる素数 (相手にカマトトされたとき)
となるので、使う素数は
・4枚4桁素数
・3枚3桁素数
・3枚3桁素数 + "T" の組で作ることのできる4枚5桁素数
となります。
3つの例から、この戦法を使うために必要な素数は、
・4枚4桁素数
・3枚3桁素数
・3枚3桁素数 + "T"or"J"or"Q" の組で作ることのできる4枚5桁素数
となります。
"K"を使う4枚5桁素数は使いません。
※KKJ を出した後に K が余るということは、
初期手札に "KKKJ" があった
(この中に X が含まれていてもよい)
ということになる。
この場合絵札の組は "KJXX" になり、
これは例1, 2, 3 に含まれている。
2つ目の素数表で省略したのはそのためです。
何か質問意見等ありましたら、
Twitter : https://twitter.com/82JQ7
質問箱 : https://t.co/fWetRIKvOP?amp=1
に頂けると嬉しいです。
素数大富豪 HNP杯 自戦データまとめ
1. 試合結果
予選
1試合目 vs阿武隈さん 勝利(2-1) 先手勝ち, 後手負け, 後手勝ち
2試合目 vsカステラさん 勝利(2-1) 後手負け, 先手勝ち, 先手勝ち
3試合目 vs3TKさん 勝利(2-1) 先手勝ち, 後手負け, 後手勝ち
4試合目 vsかいたいさん 敗北(1-2) 後手勝ち, 後手負け, 先手負け
本選
5試合目 vsかいたいさん 敗北(1-2) 先手負け, 先手勝ち, 後手負け
通算成績 : 3勝2敗
セットごとにみると、
先手 : 5勝2敗 勝率 0.714
後手 : 3勝5敗 勝率 0.375
合計 : 8勝7敗 勝率 0.533
全試合フルセットでの決着となった。
2.出した素数
新しく覚えたのは、4枚5桁と10枚10桁。
2,3枚出しは、もともと初期手札からの組み切り以外ではあまり使わなく、
(互いに手札枚数が多いと2人ともKKJやKQを持っていることが多く、ラリーの駆け引きが難しい上に、手札の消費枚数が少ない。)
HNP杯ではそれがなかったので少なくなっている。
4枚出しは、初期手札からの組み切りで用い、ラリーにもなりやすいので、たくさん出している印象。
7枚出し以上は、返ってきにくいという前提でとりあえず出しているものが多い。7枚14桁, 8枚16桁を出していないのは意外。(7枚出し以上は常に返ってきにくいと考えている訳ではなく、相手の手札枚数が少なくて絶対に返せないときや、ほとんど返せないだろうなと思ったときに、切り札のような使い方をしてた。)
5, 7枚出しが露骨に少ないのは苦手だからである。
6枚出しは、好きで1番覚えている枚数なので、
6枚出しを使った初期手札からの組み切りや、初手カマトト→6枚出し4つの形の組み切りは無かったものの、多く使っている。